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 NECの米国預託証券(ADR)の取引が2007年9月27日に停止する。米国NASDAQ市場からNECに対して通知があったことをNECが明らかにした(発表資料)。NECは「取引停止,即,上場廃止というわけではないが,上場廃止への第1段階に入ったと認識している」(広報)とする。今後については「NASDAQ側で上場廃止の手続きを始めれば10日間ほどで廃止される。いつ手続きを開始するのか当社は知りえないし,この流れを止めるすべもない」(同)。

 NECは2006年秋,米国証券取引委員会(SEC)への年次報告書の提出遅れに関してSECの調査を受けてきた。SECからITソリューション事業の取引の妥当性を証明する必要があるなどとされたため,NECは報告書作成に向けた努力を続けてきたが,値付けの正当性の証明などが困難を極め,作業は難航していた(Tech-On!関連記事1同2)。提出期限である2007年9月25日を目前にした21日には,報告書提出の断念を発表(発表資料)。25日に報告書が提出されなかったのを受けて,NASDAQはNECの上場廃止に向けて動き始めた。

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