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 米国際貿易委員会(International Trade Commission:ITC)は,「米Advanced Analogic Technologies Inc.(以下AATI社)の電圧レギュレータ・チップが,米Linear Technology Corp.の保有する米国特許を侵害しており,AATI社は問題となったチップを輸入することで米国関税法に違反している」との裁定を下した。2007年9月26日にLinear Technology社が明らかにしたもの。加えてITCは,Linear Technology社の特許を侵害しているというAATI社のチップの,米国への輸入禁止命令を発行した。

 Linear Technology社が侵害されたと主張する特許は,携帯機器向けの電池を長寿命化する「スリープ・モード」に関するもの。米国特許番号は「6,580,258」。この特許は,電流が必要ないときに携帯機器の活動を休止状態にすることによって,電池寿命を延ばす回路に関わるという。

 ITCが「Linear Technology社の特許を侵害している」と判断したAATI社のチップは,「AAT1143」,「AAT1123」,「AAT1125」,「AAT1126」,「AAT2500」,「AAT2506」,「AAT2510」,「AAT2511」,「AAT2512」。ITCは,問題となったこれらのチップを含んだ最終製品も,輸入禁止の対象とした。理由は,「問題となったチップが現在米国に輸入されている最終製品にほとんど使われていないため」としている。

 なお,Linear Technology社とAATI社の特許侵害訴訟は,現在係争中である。今回ITCが下した裁定は,連邦裁判所で争われている裁判に対する拘束力を持たない。 

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