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Super3Gの移動局(左)と基地局(右)
Super3Gの移動局(左)と基地局(右)
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12本のHDTV映像信号を同時伝送。このほかに映像通信も実演している。
12本のHDTV映像信号を同時伝送。このほかに映像通信も実演している。
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 NTTドコモは,CEATEC JAPAN 2007で次世代の移動体通信システム「Super3G」を公開し,4×4 MIMOを用いた通信を実演した。同システムの一般公開は今回が初となる。実演では同システムの帯域を利用して,1本約15Mビット/秒の動画配信を12本と,一対のビデオ・カメラを用いた双方向の通信を同時に伝送している。

 今回のSuper3Gシステムは富士通製。利用した周波数帯域は20MHzと少ないが,4×4 MIMOを用いた場合のデータ伝送速度は,下り通信が約200Mビット/秒,上り通信が25Mビット/秒と速い。「最大300Mビット/秒の実現が目標」(NTTドコモ)という。変調方式は,下りにはOFDMA,上りには「DFT(discrete Fourier transform)-Spread OFDM」を用いた。DFT-Spread OFDMは,シングル・キャリア方式の一種で,OFDMの課題だった「平均電力に対するピーク電力の比(PAPR)が大きくなる問題」を軽減する変調技術である。

 実演では実際には電波は用いず,フェージングなどの効果を加えながら有線で接続している。実現時期については「サービス開始時期は分からないが,技術的には2009年の完成を目指している」(NTTドコモ)という。

【申し入れ】当初の記事では,会場での取材に基づき「技術的には2010年ころの完成を目指している」(NTTドコモ)としていましたが,その後NTTドコモの広報室から「正確には2009年が開発完了のメド」という申し入れがありました。記事には既に反映済みです。

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