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 松下電器産業は,レース車向け軽量2次電池の開発/製造/販売を行うイブリダセルと,タンパク質の構造解析/予測,ソリューションビジネスを行うサイファイフォールディングスの2社を設立した。社員向けベンチャー支援制度「パナソニック・スピンアップ・ファンド」を活用したもの。イブリダセルには,資本金3000万円のうち松下電器が83.3%を出資し,残りを制度に応募した同社社長の青木護氏が出資。サイファイフォールディングスには,資本金4000万円のうち松下電器が87.5%,同社社長の鬼塚健太郎氏が12.5%を出資している。

 イブリダセルは,レース業界向けに,独自技術で大幅に軽量化した車載用2次電池を製造/販売する。この電池の主な特徴は,(1)これまでのレース用鉛バッテリーに比べて質量が50%以下,(2)車載用鉛バッテリーと互換性を保持,(3)鉛フリーを実現----の三つ。将来的にはレース用だけでなく,市販車に搭載する新型バッテリーの開発も進める方針だ。

 松下電器のベンチャー支援制度は,新規事業創出や起業家意識の高揚を目的として2001年1月にスタート。社員から公募した事業に対し,松下電器が5億円未満の出資をするもの。これまで13回公募し,今回の2社を含めて27社が設立されている。