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 HDMIの規格認証試験で行うジッタ耐力試験や特性評価試験に向けた信号発生器の廉価版をアジレント・テクノロジーが発売した。同社は,よりビット・レートが高い将来規格にも対応できる製品「Agilent E4887A-007」をすでに販売している。この製品は,実際の規格認証試験などに利用されている。しかし,価格が約5200万円と非常に高価だった。認証試験を受ける前に機器や電子部品などHDMI対応製品を開発する現場で事前に不具合を洗い出すためには,高額の設備投資を覚悟しなければならなかった。今回発売した製品は,こうした困難を軽減することがねらいである。

 発売した計測器は2種類ある。ビット・レートが3.4Gビット/秒までの規格認証試験と特性評価のすべての項目が実施できる「Agilent E4887A-037」と,同740Mビット/秒~3.4Gビット」/秒までの規格に対応した認証試験の項目の一部を実施できる「Agilent E4887A-003」である。価格は,前者が約3600万円,後者が約2400万円である。価格の違いは,主にメモリの容量の違いである。

 Agilent E4887A-003は,試験項目の一部しか実施できないため,規格認証試験には利用できない。それでも,対応製品を開発する現場では,完全に網羅していなくても試験項目と同じ条件での不具合を洗い出しておきたいというニーズがある。また,アジア地域の新興企業では,規格への準拠を考える以前の3.4Gビット/秒と高速なデータ転送技術への対応で試行錯誤しなければならないところが多い。今回の製品はこうしたニーズに応える。