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 米DisplaySearch社は2007年10月1日,2007年第2四半期における携帯電話機向けディスプレイ市場の調査結果を発表した(発表資料)。出荷枚数は対直前期比1%増で,前年同期と同水準の2億7510万枚。メイン・ディスプレイの売上高は対直前期比5%減,対前年同期比16%減の2430億米ドルだった。メイン・ディスプレイの売上高の減少は,平均販売価格が下落したため。ただし,平均販売価格の下落は鈍化傾向にあるという。

 DisplaySearch社によれば,メーカー別の出荷枚数シェアは,米Motorola, Inc.の携帯電話機の販売不振によって大きく変動した。同社は2007年第2四半期におけるメイン・ディスプレイの購入枚数を大きく減らし,対直前期比36%減,対前年同期比41%減の3200万枚にとどまった。その結果,Motorola社にディスプレイを供給しているシャープは,直前期から出荷枚数を大幅に減少させ,メーカー別シェアにおいて首位から3位へ転落した。シャープの出荷枚数は対直前期比21%減,対前年同期比20%増の3120万枚である。

メーカー別の出荷枚数シェア
メーカー別の出荷枚数シェア (画像のクリックで拡大)

 一方,シャープに替わって首位に立ったのは韓国Samsung SDI Co.,Ltd.。直前期から3%,前年同期から17%出荷枚数を減らしたものの,3710万枚を出荷し,直前期の2位から首位に浮上した。2位は台湾Wintek Corp.で対直前期比32%増,対前年同期比56%増の3400万枚。4位と5位はエプソンイメージングデバイスと台湾TPO Displays Corp.で,出荷枚数はそれぞれ3040万枚と2490万枚である。DisplaySearch社は,2007年第4四半期まで大幅な順位の変動はないと予測する。

 ディスプレイの種類別に見ると,LTPS TFT液晶ディスプレイは,供給不足などによって価格が上昇し始めているという。LTPS TFT液晶ディスプレイの多くは,現在米Apple Inc.の「iPhone」や動画が試聴できる「iPod」などの3.5型ディスプレイとして使用されている。

 携帯電話機メーカー別のディスプレイの購入枚数シェアを見ると,最も多く消費したのはフィンランドNokia Corp.。対直前期比3.1ポイント増の35.3%のシェアを占めた。2位はMotorola社で,シェアは同6.5%減の11.3%。3位は韓国Samsung Electronics Co., Ltd.で,同0.3ポイント減の11.2%だった。以下,英Sony Ericsson Mobile Communications AB,韓国LG Electronics Inc.と続く。シェアはそれぞれ9.5%と6.1%である。

携帯電話機メーカー別のディスプレイの購入枚数シェア
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