PR

 光通信装置や光部品の波長伝送特性の計測で毎回行う必要があった校正作業を不要にした計測器をアンリツが発売した(ニュース・リリース)。製品名は「MT9820A」。波長に対するパワーや反射率などの分布である特性波長伝送特性は,光通信装置,光部品,光ファイバの性能に直結する。このため,計測を高精度かつ効率よく行うための計測システムの需要が高まっている。
 
 MT9820Aは,同社製の波長可変レーザ光源「Tunicsシリーズ」,制御用パソコンを組み合わせて波長に対するパワーの特性を計測する。特徴は波長伝送特性の計測に必要な波長計とパワー・モニタを内蔵している点である。従来の波長伝送特性に向けた計測器では,高精度な計測を維持するために波長可変レーザ光源からの出力を外部の波長計やパワー・メーターで校正する必要があった。MT9820Aでは,計測時ごとに行っていた校正作業が不要になった。
 
 アンリツが想定している利用シーンは,WDM伝送で指定した波長を混合(アド)したり,分離(ドロップ)したりする装置であるOADM(optical add drop multiplexer)や光信号を波長ごとに指定したポートから出力する装置であるWSS(wavelength selective switch)など。1250 nm~1650 nmの範囲の複数レーザ光を連続総引できる。波長の精度は±1 pmである。光パワーの検出感度は-60 dBm~0 dBm。