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大画面PDPを利用した広告用ディスプレイ
大画面PDPを利用した広告用ディスプレイ
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 富士通は,65型あるいは50型の縦長の大画面PDPを利用した広告用ディスプレイと,それを利用した顧客管理システム「UBWALL(ユビウォール)」を販売する事業に本腰を入れ始めた。これは,ショッピング・センターや街角に設置し,近隣店舗の目玉商品を掲示したり,クーポンをICカード内蔵携帯電話機に付与したりするもの(図参照)。

 2006年秋に発表して市場の反応を探っていたが,需要が大きいと見て販売活動を強化,CEATECで実演してアピールした。大画面PDPの販売台数ベースでは,2006年はショッピング・センター向けに2台だけだったが,2007年は数十台,2008年は300台を計画している。

 「これまで,街角の広告用ディスプレイは小さいものが多く,覗き込まないと何が表示されているか分からなかったし,一人が占有する形になり,パッとしなかった。縦長の大きな画面にすることで,多くの人が同時に眺めることができ,街角での賑わいを出せるようになった」(富士通ビジネスインキュベーション本部)。

 大画面PDPは,タッチパネル付き。ICカードの「FeliCa」とのインタフェースを搭載する。また,店舗のPOSデータと連動して表示内容を変更したり,PDPのタッチパネルの操作ログを分析したりするシステムを構築できる。

 PDPは当初,横長と縦長の両方の配置を試した。「最近,家庭で大型ディスプレイが普及しているせいか,横長よりも縦長の方が利用者の目を引いた」(富士通の説明員)。さらに,縦長の方が店舗側も設置面積を小さくできる,操作している人がいるときでもPDPの上部の表示内容を周囲の人が見ることができる,といった利点があるという。

 PDPの画面の縦横比は16:9。1台当たりの単価は300万円台半ば(カスタマイズによって価格は変わる)。広告内容や顧客の購買活動などを収集/管理するCRM(customer relationship management)システムの構築・運用は別料金である。