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図1 NECソフトの「FieldAnalyst」デモの様子。記者(28歳,女性)が試したところ,20代男性と推定された。
図1 NECソフトの「FieldAnalyst」デモの様子。記者(28歳,女性)が試したところ,20代男性と推定された。
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図2 商業施設で来場者の統計調査などに使う場合のデモンストレーション。CEATEC会場内の来場者で実際にデータを収集していた。1画面あたり平均3人程度,最大6人まで年性別と年齢層を推定できる。
図2 商業施設で来場者の統計調査などに使う場合のデモンストレーション。CEATEC会場内の来場者で実際にデータを収集していた。1画面あたり平均3人程度,最大6人まで年性別と年齢層を推定できる。
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図3 三菱電機の「ゲート型マルチDLP」。写真では中央の黒いスーツを着た男性と右の女性が認識されているので,スポーツ・カフェの案内が表示されている。この場合,奥突き当たりの壁にカメラが内蔵されており,右側のディスプレイに認識の状態が表示されている。
図3 三菱電機の「ゲート型マルチDLP」。写真では中央の黒いスーツを着た男性と右の女性が認識されているので,スポーツ・カフェの案内が表示されている。この場合,奥突き当たりの壁にカメラが内蔵されており,右側のディスプレイに認識の状態が表示されている。
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 デジタル・カメラや携帯電話機などで顔認識機能がじわじわと普及している。2007年10月2~6日に幕張メッセで開催されている「CEATEC JAPAN 2007」では,顔認識を利用するデモンストレーションが多数登場した。

 顔認識を街角で利用するデモンストレーションを行ったのは,NECソフトと三菱電機である。NECソフトはNECのブースにおいて,性別と年齢層を推定するパソコン用のソフトウエア「FieldAnalyst」を展示した。2007年10月2日から出荷している。スーパーマーケットやイベント・ホールなど,商業施設での利用を想定する。カメラで撮影した映像から人の顔を認識し,性別と年齢層を推定する。来店者の分析といったマーケティング調査や,来店者に合わせて表示する広告コンテンツを変えるといった用途を想定している。

 今回のソフトウエアでは,顔の特徴点を数値化したものをデータベースに照合し,一番近い性別や年齢層と推定する方法を採用している。正答率は性別が9割以上,年齢層が6割程度とする。年齢層の正答率が低いのは,「10代」「20代」といったように10歳ずつのグループ分けをしていることが原因で,実質的には人が判断する場合と同程度という。

 三菱電機は,顔認識による性別と人数の推定機能を,複数台のDLP方式背面投射型プロジェクタ(リアプロ)を門形に配置した「ゲート型マルチDLP」に組み合わせて展示した。例えば,ゲート型マルチDLPを商業施設の入口に設置し,通行者の性別と人数から最適と思われる店舗情報を表示する場合を想定する。例えば,男女の2人連れであればバーを紹介し,女性1人であればカフェを紹介する,といった具合だ。

 歩いている通行者に情報を提供しなければならないため,まずは認識の速度が重要となる。デモンストレーションでは1/3秒で認識しているという。認識精度も重要ではあるものの,実際のサービスでは「認識結果の出力が重要」(説明員)だ。誤認識してしまった場合,女性に対して「あなたは男性です」と表示すれば怒りを買うが,男女どちらにも好まれるようなレストランの案内を流せば特に問題はない。同社は顔認識などの技術開発は既に完了しており,要望があればコンテンツの検討など,実用化に向けた開発を進められるとする。

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