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展示していたパネル
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試作品の外観
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 京セラは,従来よりも構造を単純化した3波長の合分波器を開発中である。「CEATEC JAPAN 2007」の会場で,試作品を参考出展している。「開発はほぼ終わっていて,現在は品質評価の段階に入っている。2008年内の製品化を目指したい」(説明担当者)。構造の単純化などにより,コストは従来の半分程度にできるかもしれないという。

 1310nm,1490nm,1550nmという3つの波長のレーザを使うことで,(1)放送コンテンツ,(2)データ通信の上り,(3)同下り,の3つを1本の光ファイバで伝送するFTTH(fiber-to-the-home)サービスは,既に日本国内でも始まっている。このサービスに不可欠なのが,この合分波器である。

 従来は,屈折率分布型レンズ(GRINレンズ:半径方向などに屈折率分布を持たせることで端面が平面でもレンズ作用がある)などを使う構成だった。今回はファイバの端部にレンズ作用を持たせたファイバ・レンズを使うことでGRINレンズが必要なくなり,合分波器の構造が単純になった。小型化も達成した。試作品の直径は3mmで,長さは30mmである。挿入損失は最大1dB。