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図1 USB2.0に対応したプリンタが登場。  セイコーエプソンが開発した
図1 USB2.0に対応したプリンタが登場。 セイコーエプソンが開発した
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 480Mビット/秒のシリアル・インタフェース「USB2.0」向けのデバイス・ドライバ・ソフトウエアが,米Microsoft Corp.が2001年後半に予定する次期Windows OS「Windows XP」の出荷に間に合わない可能性が高まった。WinHEC 2001でMicrosoft社の担当者は「現時点ではWindows XPの出荷時に標準添付できる確約はできない」と説明した。

  ドライバ・ソフトウエアの開発が遅れている理由は,USB2.0に対応した周辺機器が十分に揃っていないことに原因があるという。「USB2.0に対応したパソコン向けチップ・セットが,2002年のいつ登場するのかすらわからない状況だ」(Microsoft社の担当者)と,USB2.0標準化の火付け役となった米Intel Corp.が対応チップ・セットの製品化計画を明らかにしていないことを暗に批判する発言もあった。このほか,ドライバ・ソフトウエアの動作確認よりもWindows XPそのもの開発の方が急務であるというMicrosoft社の内情も影響しているもようである。

「あれ?動かない…」

 Microsoft社は,同社のWebサイトからのダウンロードなどによって,Windows XPの出荷後にドライバ・ソフトウエアを配布することを検討しているという。Windows XPにはダウンロードしたドライバ・ソフトウエアを自動的にインストールする機能を備える。Microsoft社としては,この機能をアピールする意味合いもあるようだ。ところがUSB2.0のドライバ・ソフトウエアに関するセッションでは,講演者がその場でダウンロードしたドライバ・ソフトウエアを使ってUSB2.0に対応したハード・ディスク装置を接続しようとしたところ,うまく動作せずに聴衆の失笑を買う一幕もあった。