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 帝人グループで炭素繊維事業を展開している東邦テナックス(本社東京)は2007年10月11日,同社の100%子会社でドイツに拠点を置くToho Tenax Europe社(以下,TTE社)の炭素繊維製造ラインを増設すると発表した。同月に着工し,2009年8月に稼働を始める計画だ。TTE社の現在の生産能力は,年間で3400t。今回の増設によって5100tとなる。投資額は5100万ユーロ。

 炭素繊維の需要は,民間航空機向けに増えているほか,産業用途も拡大している。2005~2010年には年率15%前後の成長を維持し,2010年の総需要は4万tを超える見通しだ。東邦テナックスは,特に欧州市場での需要拡大に対応するために,ラインの増設を決定した。

 そのほか帝人グループは,アメリカに年産2000tのラインを,東邦テナックスの三島事業所に年産3700tのラインを持つ。さらに三島事業所では,2008年4月の立ち上げを目指して年産2700tのラインを増設中で,TTE社の新ラインが稼働すると,同グループの生産能力は年産1万3500tとなる。