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薄型テレビの家庭への普及率の予測
薄型テレビの家庭への普及率の予測
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 調査会社の米Strategy Analytics,Inc.は,2007年の世界における薄型テレビの売上高が1000億米ドルを上回るとの見通しを発表した(発表資料)。液晶テレビとPDPテレビを合計した売上高が,対前年比17%増の1049億米ドルに達する見込みという。出荷台数は7370万台と予測する。現在の薄型テレビの家庭への普及率は,米国で41%,欧州で29%である。

 中でもHD対応テレビは,薄型テレビ市場のけん引役の一つ。現在,薄型テレビの販売台数の71%がHD対応という。一方,販売台数全体に占めるPDPテレビの割合は減少が続いている。2006年にはPDPテレビの割合は17.1%だったが,2007年には15.8%まで低下する見込みだ。

 Strategy Analytics社は,薄型テレビの販売台数が今後さらに伸び,2012年には1億8000万台に達するとみる。ただし,販売台数が伸びる一方で,売上高が成長するのは今後2年間にとどまり,世界売上高は2009年に1304億米ドルでピークを迎えた後に減少し始めると予測する。1080pのいわゆるフルHD対応やIPネットワークによるコンテンツ配信といった新たな特性は,薄型テレビに付加価値を与えるが,平均販売価格の下落を打ち消すには至らないとStrategy Analytics社は分析する。同社は「テレビ・メーカーは近い将来,市場が飽和するということを認める必要がある。需要の増加に伴って投資が求められている一方で,投資が単価下落を招くということを考慮すべき」とする。

 なお,2007年の世界におけるデジタル家電の売上高は2490億米ドルに達する見込みという。