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 韓国Samsung Electronics Co., Ltd.は2007年第3四半期(7~9月)の決算を発表した(発表資料)。売上高は前年同期比10%増の16兆6800億ウォン,営業利益は同12%増の2兆700億ウォンと2ケタの増収増益を達成した。純利益は2兆1900億ウォンである。好調な業績には,携帯電話機事業の出荷台数が過去最高額を記録したことに加え,半導体部門が厳しい市況にもかかわらず健闘したことなどが貢献した。

 同社executive vice president兼investor relations teamのheadであるWoosik Chu氏は,「2007年第3四半期の間に,半導体部門を含むすべての部門で製品とコスト競争力の基盤を強化した。第4四半期には携帯電話機と液晶テレビの需要増を受けて,収益はいっそう上向く見通し」と話した。

 部門別に見ると,通信部門は過去最高の売上高を記録。前年同期比8%増の5兆800億ウォンを計上した。営業利益は同13%増の5900億ウォンだった。薄型機種「Ultra Edition」を含む上位機種の好調な販売と,新興市場での堅調な売れ行きが後押しし,第3四半期の携帯電話機の出荷台数は過去最高の4260万台に達した。この結果,2007年の累積出荷台数は1億1500万台を上回り,既に2006年通年の出荷台数である1億1400万台を超えた。第4四半期も第3四半期と同水準の出荷台数となれば,2007年通年の出荷台数は1億5700万台に達すると予測する。平均販売価格は直前期比3米ドル増の151米ドルに上昇した。

 半導体部門の売上高は前年同期比2%増の5兆100億ウォン,営業利益は同28%減の9200億ウォンだった。DRAM事業では,携帯機器向けDRAMやグラフィックス向けDDR,SDRAMといった高付加価値製品の割合が増加した。DRAMの全生産量のうち,80nmと68nm世代の製品は約60%に達したという。NANDフラッシュ・メモリでは51nm世代品を発売した。さらにSamsung Electronics社は,1兆4000億ウォンを投資しての生産拡大を計画している。

 液晶パネル部門は好調で,売上高が前年同期比34%増の4兆200億ウォン,営業利益が同317%増の6700億ウォンだった。40型以上の液晶パネルの出荷台数は2億3000万台を記録した。第4四半期には,第8世代の生産ラインでの増産を図るほか,費用対効果を高めることによって,46型以上のパネル事業を強化するという。

 このほか,テレビなどを手掛けるデジタル・メディア部門の売上高は,前年同期比9%減の1兆4800億ウォン,営業損益は1200億ウォンの赤字を計上した。デジタル家電部門は,売上高が同12%増の9300億ウォン,営業損失が60億ウォンとなった。

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