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登壇する日立製作所 執行役常務 コンシューマ事業グループ長 兼 CEOの江幡誠氏
登壇する日立製作所 執行役常務 コンシューマ事業グループ長 兼 CEOの江幡誠氏
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表示部とチューナ部を分離して,それぞれ進化させることを主張
表示部とチューナ部を分離して,それぞれ進化させることを主張
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将来の姿。1台のチューナから各部屋の表示部にワイヤレス接続する
将来の姿。1台のチューナから各部屋の表示部にワイヤレス接続する
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2009年にはワイヤレス接続を標準搭載へ
2009年にはワイヤレス接続を標準搭載へ
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 日立製作所は,表示部の厚さが35mmと薄い液晶テレビの発売を発表した(Tech-On!関連記事)。このテレビは,表示部とチューナ部が分離した形状である。同社はこうした形状を,「次世代テレビのあるべき姿」と主張した。

 理由について,日立製作所は次のように説明する。「表示部は画質の向上や,薄さなどのインテリア性を追求する必要がある。チューナ部は増えていくコンテンツや周辺機器に対応したり,機能を追加したりする必要がある。双方を,従来のような一体型で追求していくのは難しい。分離することで,それぞれが独自にあるべき姿を追求できるようになる」。

 こうした上で今後,表示部はより薄くするなど,自由なレイアウトを可能する開発を進めるとした。一方,チューナ部は機能を増やしながら「自己主張しない」方向に開発を進めるという。将来像として,同社は「一家に1台のチューナ部が存在し,表示部が各部屋に置かれている。それぞれの表示部に対して,1台のチューナ部からワイヤレス接続する」という姿を示した。

2009年には19mmの液晶テレビを発売

 具体的なロードマップとして,表示部については,今回の厚さ35mmをベースに2008年は画面寸法やデザインのバリエーションを増やしていくという。そして,2009年には液晶テレビとして厚さ19mm品の製品化を目指す(Tech-On!関連記事)。PDPテレビについても薄型化を進め,2009年には薄型のPDPテレビも発売予定であるとした。「PDPの薄型化については,現在,研究所で開発を進めている段階。具体的に,厚さを何mmにするという数値は明言できないが,液晶と同等の厚さまで薄くできる」(日立製作所)という。

 一方,チューナ部についても開発を進める。2008年には放送/通信の融合,2009年には各種サービスへの対応という項目を挙げた。

 今回発売した液晶テレビについては,ワイヤレス接続はオプションになっている。しかし,2009年には,ワイヤレス接続を標準搭載にする考えである。

大型有機ELテレビの実用化はまだ先

 薄型という点で可能性を秘める有機ELテレビについては,次のようにコメントした。「将来のデバイスとしては楽しみ。しかし,大型化,寿命,コストなどの点でまだ課題が多い。まだ大型テレビの実用化には時間がかかると判断しており,まずは,そうした有機ELテレビの時代が来る前に,現行の液晶やPDPの技術で薄型化を提供していく考えだ」。

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