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 松下電器産業は,IEEE1394のデータ転送速度400Mビット/秒を維持しながら,50mあるいは200mといった長距離伝送が可能な技術「ハイパー高速変調技術」を開発した。プラスチック光ファイバを用いれば50m,GI型H-PCFを使えば200mの伝送が可能という。

 現行のIEEE1394規格では距離が4.5mに限られている。この距離を延長することで,放送局などの業務用途や監視システム,さらには家庭の部屋間接続などへの適用も可能になりそうだ。沖電線は,同軸ケーブルを用いながら50mの伝送が可能な技術を開発したが(関連記事はこちら→),データ転送速度は200Mビット/秒に制限される。

 1394TA(Trade Association)の標準化委員会でも,長距離版の規格「P1394b」の審議が進められているが,POFを用いた場合に50mの伝送ではデータ転送速度を200Mビット/秒に抑える必要がある。データ転送速度400Mビット/秒を維持しながら100mの伝送を可能にする規格もあるが,この場合には多モード光ファイバを使わなければならない。

 今回,松下が開発した技術は,低コストに抑えながら,高速・長距離の伝送を可能にする点に特徴がある。松下は合計6件の特許を出願中という。同社は2000年中にも,この技術を業務用向けに発売する予定である。なお,4月25日と26日に開かれる「住宅分野の情報システム共通基盤整備推進事業プロジェクト」の発表会(関連記事はこちら→)で,この技術の詳細が明らかになる。