台湾TSMC(Taiwan Semiconductor Manufacturing Co., Ltd.)は,上層2層がCu配線になる0.18μmルールのプロセスで,LSIの製造が可能になったと発表した(リリース文)。同社によれば,Cu配線プロセスを商用化したシリコン・ファウンダリは同社が初めてという。TSMCは,Cu配線プロセスを自社の研究開発所で独自開発した。
今回のプロセスは6層配線で,上層2層にCuを使う。Cu配線を上層2層に限定したことで,6層全層がAlのプロセス向けの回路ライブラリがそのまま使える。顧客の要望があれば,全層Cu配線でも製造できる。同社の研究開発所では,設計ルール0.15μmと0.13μmでも,Cu配線の開発に着手している。