米Frequency Technology, Inc.は,同社の3次元配線パラメータ抽出ツール「Columbus」向けライブラリをシリコン・ファウンダリ大手3社が用意することになったと発表した(リリース文1)。すでに,台湾TSMC(Taiwan Semiconductor Manufacturing Co. Ltd.)は,0.25μmと0.18μmのプロセスでColumbusの評価が終わり,Columbus向けライブラリの供給を始めた(リリース文2)。テスト構造,実際のチップで,3次元電磁界解析ツールとColumbusの誤差は5%以内だったという。
また,台湾UMC Groupも0.25μmと0.18μmのプロセスでColumbusの評価が終わり,Columbus向けライブラリの供給を始めた(リリース文3)。さらに,Frequency社はシンガポールChartered Semiconductor Manufacturing Ltd.とも協議に入っており,来年初めにも具体的な発表を行なう予定という。
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