米Virage Logic Corp.と米Mentor Graphics Corp.は,Mentor社の回路ライブラリ部門の固定資産をVirage社へ移管することで合意に達したと発表した(Virage社リリース文,Mentor社リリース文)。同時にMentor社は,Virage社へ技術をライセンス供与する。
Mentor社の回路ライブラリ部門は迷走を続けていた。すなわち,今年8月初め,同部門を米Artisan Components, Inc.に譲渡する旨の発表を行なった(EDA Online関連記事1)。同月下旬には,同部門の譲渡に関してArtisan社より前に接触を図っていたVirage社へ,Mentor社から従業員が転職したことをきっかけに,Mentor社はVirage社を機密保持違反で訴えた(EDA Online関連記事2)。そして,今年11月には,Artisan社から,同部門を譲り受ける計画を白紙撤回する旨の発表があった(EDA Online関連記事3)。元の鞘に収まったといえる。