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 日本アイ・ビー・エム(日本IBM)は7月28日,大規模システム用ディスク装置「エンタープライズ・ストーレッジ・サーバー」(ESS)を発売した。 ESCONやUltraSCSIのインタフェースを複数装備して,メインフレームやUNIXサーバー/PCサーバーなど複数のサーバー機から共有可能とした点が特徴。価格は,記憶容量420Gバイトの最小構成モデルが6199万1400円。S/390やAS/400,RS/6000など自社サーバー製品のほか,他社製サーバー機からも利用できる共有ディスク装置として販売する。出荷開始は9月24日。

 ESSは,日本IBMがメインフレーム用のディスク製品「RAMACシリーズ」の後継と位置づける記憶装置。データを論理ボリューム単位で高速に複製する 「FlashCopy」機能や,同一データの複製を複数台のESS上に置いて一貫性を維持する機能(「Peer-to-Peer Remote Copy(PPRC)」)など,これまでRAMACが提供してきた機能を装備。さらに接続インタフェースはESCONとUltraSCSI両方を合計で 32チャネル実装可能とし,メインフレームばかりでなくPCサーバーやUNIX機などへ接続できるようにした点が新機能。これに「IBM SAN データ・ゲートウェイ」を組み合わせれば,「FICON(Fibre Channel Connection)」 や「FC-AL(Fibre Channel Arbitrated Loop)」を使ってサーバー機と接続できる。

既存ハード使い開発費と価格を抑制

 ESSのディスク・コントローラは,4プロセサ構成のRS/6000サーバー2台を使用した。これにディスクの性能監視機能や論理ボリュームの容量管理機能などを提供するソフト「IBM StorWatch」を搭載して,ディスク・コントローラとした。既存ハードの利用で開発コストを低く抑え,価格をRAMACの現行最上位製品である「RAMAC バーチャル・アレイ・ストーレッジ モデル エックス」の1/5程度にできた。ESSの価格は,UNIXサーバーやPCサーバー向けのディスク製品「IBMバーサタイル・ストレージ・サーバー (VSS)」に比べても,3割~4割安価という。

 日本IBMは,ESSをより多数のサーバー機へ接続するためのスイッチ「SANスイッチ」も開発中。またESS上に置いたデータと割当先サーバーとの対応関係を,ESSとサーバー機を接続するネットワークの構成とは分離/独立して管理するソフトなども2000年末までには提供を開始する予定。

■問い合わせ先: ダイヤルIBM 電話0120-041992