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 富士通は7月27日,最大128個のプロセサを搭載できる独自開発のUNIXサーバー機「GP7000F モデル2000」を発売した。8プロセサを搭載する最小構成モデルの価格は1億2000万円。まずは最大64プロセサ構成のシステムを2000年1月下旬に出荷する。2000年夏をめどに,最大128プロセサ構成のシステムも提供する計画。販売開始後2年間で国内外合計100台以上の受注を見込む。
 モデル2000は,同社UNIXサーバーの現行最上位機「GP7000S モデル1000」 の,さらに上位機となる。GP7000S モデル1000は,米Sun Microsystems製「Sun Ultra Enterprise 10000」(UE 10000)のOEM(相手先ブランドによる生産)機。富士通によれば,モデル2000で64プロセサ構成の場合,1分間に約15万回のトランザクション処理を実行可能。これはUE10000の約1.3倍。

 またモデル2000はUE10000と同様に,1台のサーバー機が装備するハードウエア資源を論理的に分割し,複数台のサーバーとして利用する機能を装備。モデル2000では,1台の制御用端末を接続するだけで1システムを最大15分割できるようにしている。
 このほかモデル2000のハードウエアのうち,ディスクや電源,冷却用ファンなどは冗長構成にし,故障した場合にシステム電源を切らずに故障したモ ジュールだけを交換できるような設計とした。またハードウエアとソフトウエアの両方を使った自動縮退運転機能も装備し,99.999%の稼動率を保証するという。

 モデル2000が実装するプロセサは,300MHzで動作する64ビットRISCプロセサ「SPARC64 GP」。4個のSPARC64 GPと最大4Gバイトの主記憶などで構成するシステム・ボードをクロスバ・スイッチで接続した。クロスバ・スイッチは富士通の独自開発。プロセサの増設に合わせて,システム全体の処理性能を高められるようにした。クロスバ・スイッチの動作周波数は200MHz。このスイッチの採用で,64プロセサ構成時には40.96Gバイト/秒の帯域を,128プロセサ構成の場合には51.2Gバイト/秒の帯域を確保した。
 OSは64ビット版Solarisの「Solaris7」。2000年1月下旬に出荷する当初のモデルは,300MHz動作のプロセサを採用する。その後プロセサ動作周波数を,2000年夏には500MHz,2001年には1GHzに高める計画。