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 WDM(波長分割多重)装置では,米CIENA社と米Lucent Technologies社が,それぞれの製品を出展した。CIENA社は他社に先駈けてWDM製品を投入し,インターネット幹線部分の容量不足に悩んでいた通信事業者の需要をつかんだベンチャ企業。国内市場でも先行しており,日本テレコムやDDIなどが導入している。Lucent社は今後販売を本格化する。NECなど製品をもつ国内メーカもあるが,今回の展示会への出展はなかった。

 CIENA社が出展したのは,ユーザの多くが現在導入している「MultiWave 4000」。光ファイバ1対あたり最大100Gビット/秒の伝送能力をもつ。9月中旬に発表した上位機種「同 9600」に関してはパネル展示だけだった。同機種は,2.5Gビット/秒の96多重,もしくは10Gビット/秒の48多重が可能なシステムである。

 Lucent社は,1995年以来の出荷実績がある「WaveStar OLS 80G」と,その上位機種「同400G」を出展した。前者は,光ファイバ1対あたり16波多重が可能で,伝送容量は40Gビット/秒である。後者は,80 波多重で400Gビット/秒の伝送容量がある。このうち,データ伝送を実演してみせたのは前者のWaveStar OLS 80G。ディジタル・ビデオ信号にダミーの光信号を加えた16波を多重して伝送し,ビデオ信号だけを抜き出すという内容だった。
 同社はWDM伝送に向く光ファイバ「TrueWave RS」も出展した。同製品は,1998年7月に発表した。光波長による分散変化を緩やかにしたことで,利用できる波長帯域を広く取ることができる。米国では,新興の通信事業者Qwest Communications社が同社の親会社保有の鉄道沿いに敷設するなどの実績がある。今後日本市場にも積極的に販売攻勢をかける。