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 米Sun Microsystems,Inc.は,同社が米国ニューヨーク市で開催中の「Java Business Expo」(JBE)において「Java2」の仕様を明らかにした。Java2はこれまで,「JDK1.2」という開発コードで呼ばれていたJava開発環境である。

 Java2では,既存のJDK1.1に対して,ライセンス戦略を大幅に変更し,さらに新しい機能などを追加した。これまで,同社のJDK1.1にはライセンス料が高いことや,Java実行環境の動作に必要なメモリ容量が大きいといった問題点があった。そのため,他のメーカが独自のJava実行環境を開発して出荷する動きもでていた。Sun社は,今回のJava2で問題点を改善し,Java開発環境の仕様統一をねらう。

 具体的には,開発段階でクラス・ライブラリの変更や,不必要なクラス・ライブラリの除去が可能になる。この際にライセンス料はかからない。これまでは Sun社がJDKで定したクラス・ライブラリはすべて組み込む必要があった。これによって,情報型家電機器向けにコード・サイズを縮小するといった対策が可能になるとみられる。

 さらに,ソース・コードの入手が自由になるライセンス・モデルを導入した。Sun Community Source License(SCSL)と呼ぶ。いわゆるオープン・ ソースの概念を盛り込んだ。ただし,Sun社が知的財産権を所有するコードを含む製品を販売する場合は,同社に対してロイヤルティを支払う必要がある。研究開発のために内部使用に関してはロイヤルティは徴収しない。

 Java2で新しく加わった機能は,3次元グラフィックス描画用APIである「Java3D」や,サーバ・アプリケーション向けAPIの「Java Servlet」など。さらにガーベジ・コレクタなどを改良しているという。