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 米Microsoft Corp.は,1998年11月16日から20日に米国で開かれたパソコン関連の展示会「COMDEX/Fall ‘98」で,カラー液晶パネルの見かけ上の解像度を最大3倍に高めるソフトウエア技術「ClearType」を発表した。液晶ディスプレイ上に細かい文字や図形をなめらかに表示するのが目的。「ローマ字の斜体を5ポイントで表示しても字がつぶれない」(同社)という。将来のWindow CEやWindows 2000にClearTypeを標準装備する予定である。

 同社はClearTypeの実現技術を明らかにしていない。ただし「モノクロ液晶には応用できない」,「解像度を高めるのは水平方向のみ」という。ここから推測するとClearTypeでは,液晶ディスプレイの1画素を構成するR(赤),G(緑),B(青)の各セルを独立に制御することで,1 画素より細かい単位での表示を可能にしているとみられる。たとえば,白地に黒でフォントを表示する場合,フォントの縁と隣接するセルをオフにする。残りの Rセル,Gセルと,隣接する画素のBセルを使って白に近い色を表示できれば,1/3画素分だけを黒く表示できる。この際,完全な白表示ができないためか,白地にClearTypeで表示した黒フォントの縁を見ると,やや色がにじんだように見える。