PR

 米国ラスベガス市で開催中のCOMDEX/Fall 98で,オーディオ圧縮フォーマットのMP3に対応したプレーヤの試作機が続々と登場した。これまでMP3対応のプレーヤはフラッシュEEPROMを用いた携帯型がほとんどだった。COMDEXで登場した試作機は,さまざまな記録媒体を使っている。ただし,いずれの機種も著作権保護機能は備えていない。

 まずは,アイワの据置型のMP3プレーヤ。米Castlewood Systems, Inc.のリムーバブル・ハード・ディスク装置「ORB」を記録媒体に使った。ORBの記録容量は2.2Gバイト。MP3で圧縮した音楽データを35時間記録できる。ただし,アイワは「実際に動作を確認している」(同社)が,今回展示したのはモックアップである。1999年半ばに500米ドル程度で製品化を目指す。

 次は,MP3プレーヤの元祖「MPman」の開発元である韓国Seahan Information Systems社の試作機「MP-H10」。ノート・パソコン向けの2.5インチ型HDDを記録媒体に用いた試作機を出展した。外形寸法は100mm×139mm×31mmと現行のMPmanの2倍ほど。360Mバイト品と2Gバイト品がある。「記録容量を増やし,携帯型とは違った用途」(同社)を模索している。このほか同社は,米Iomega Corp.の小型フロッピー・ディスク装置「Click!」を用いた「MP-CL10」も展示した。Click!を用いた携帯型MP3プレーヤは,韓国 Varo Vision社も展示した。

 MP3以外でも,インターネットを用いた音楽配信システムを開発する米Liquid Audio社とIomega社が提携した。Liquid 社の独自フォーマットで圧縮した音楽データをIomega社の大容量フロッピー・ディスク装置「Zipドライブ」で記録できるようにする。