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 米Iomega社と米Liquid Audio社は共同で,大容量フロッピー・ディスク装置「Zipドライブ」を用いた音楽の著作権保護方式「Record/Play」を開発し, COMDEX/Fall’98でデモを実施した。市販のZipドライブ用の記録媒体に書き込んであるシリアル番号と,Liquid Audio社が開発したインターネット音楽配信システムを組み合わせる。米SoundStone Entertainment社が音楽配信サイト「SoundStone.com」で採用することを表明している。

 Liquid Audio社の音楽配信システムは,1/10程度にデータ圧縮した音楽データを暗号化し,ユーザに届ける仕組みを備える。今回の著作権保護方式では,ユーザの手元に届く音楽データを復号化するときの鍵データとして,記録媒体のシリアル番号を使う。たとえば,この方式に対応した音楽サイトからユーザが楽曲を購入し,Zipドライブを使って記録媒体に書き込んだとする。記録した音楽データは,ハード・ディスク装置(HDD)やCD-Rなどのほかの記録媒体にコピーすることは可能である。ただし,シリアル番号を使って復号化するので,最初に書き込んだZipドライブ用の記録媒体でしか再生できない。

 Iomega社はCOMDEXの期間中に記録容量250MバイトのZipドライブを発表した。現行のZipドライブは100Mバイトだった。250Mバイトは,圧縮した音楽データならば250分を記録できる記録容量である。数十曲分の音楽データを記録できる。