富士通は,200MHz DDR(double data rate)インタフェースを搭載した64MビットFCRAM(Fast Cycle RAM)2製品を開発し,サンプル出荷を開始した(リリース文1)。入出力インタフェースがSSTL_2の「MB81P643287」と,それがCMOS送信端終端の「MB81N643289」がある。それぞれに,クロック周波数が200MHzと167MHzの品種,および書きこみレイテンシが「1」と「CL-1」の品種をそろえる。ランダム読み出しサイクル時間は30ns。サンプル価格は4200円である。
富士通は,今回のメモリの論理シミュレーション・モデルを米Denali Software, Inc.と共同で開発した(リリース文2)。Denali社のSOMA(Specification of Memory Architecture)言語で記述してある。富士通のホームページからダウンロードできるようにする。リリース文2には,富士通のYoshihiro Takemae氏(general manager of the DRAM Division)がコメントを寄せている。なお,このモデルを利用するには,Denali社からツールを購入する必要がある。