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 米Motorola Inc.は,IPコアの説明書(ドキュメント)の同社標準仕様を公表した(リリース文)。同社は,システムLSI向けIPコアに関係する同社標準規格「Semiconductor Reuse Standards (SRS)」の公開を,昨年12月からWWWサイトで始めており(EDA Online関連記事),今回の仕様公開はその一環。これまでに,IPコア・ブロック同士が通信するためのインタフェース仕様「IP Interface (IPI)」,IPコア開発者-IPコア利用者間でIPコアをやりとりするための「IP/VC Block deliverables」,RTLのVerilog-HDL記述のコーディング・スタイル「Verilog HDL Coding standard」を公開している。

 今回はこうした仕様を満たしたIPコアを配布する際に,添付する説明書の項目や書き方を定めている。説明書を規格化することで,そのIPコアを利用する設計者の負担を低減し,システムLSIの開発期間を短縮することがねらい。たとえば,IPコアの詳細説明の前に1ページの要約を付けることとその内容や,IPコアのテスト方法のガイドラインを含めることとその内容を,仕様として定義している。