米Synopsys, Inc.は,日立製作所が,Synopsys社のスタチック・タイミング・アナライザ「PrimeTime」とフォーマル・ベリファイア「Formality」を日立のセルベースLSI「HG75」(0.18μm)と同「HG73」(0.35μm)向け設計ツールとしてサポートすると発表した(リリース文1)。リリース文1には,日立のYoshio Okamura氏(department manager of Design Technology Development, System LSI Business Division)がコメントを寄せている。
Formality のVerilog-HDL記述の読み込みを改善
また,Synopsys社は,Formality の最新版「Formality 1999.10」を発売したと発表した(リリース文2)。Verilog-HDL記述の読み込みを改善した。たとえば,従来は前処理として,Verilogライブラリの変換が必要だった。今回の改良で,Verilogライブラリは,Formality の実行時に直接読み込み,インタプリットするようになった。UDP (User Defined Primitive)もサポートするようにした。
さらに,Synopsys社は,今回,米Texas Instruments Inc.と米Toshiba America Electronic Components, Inc.(TAEC)がFormality 1999.10をASIC設計ツールとして,サポートするようになったことも発表した。リリース文2には,TI社のRavi Gulati氏(manager of ASIC CAD flow architecture and methodology)とTAECのJeff Berkman氏(vice president of engineering)がコメントを寄せている。