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 米iSuppli Corp.は,2007年における半導体メーカーの年間売上げ予想ランキングを発表した(発表資料)。半導体市場全体の売上高は,対前年比4.1%増の2709億3000万米ドルと予測している。

 予想ランキングが首位の米Intel Corp.の売上高は,対前年比7.7%増の339億7000万米ドルに達する見通し。同社の売上高の成長率は,半導体市場全体の前年比成長率4.1%を上回り,パソコン向けプロセサで競合する米Advanced Micro Devices,Inc. (以下AMD社)の成長率も上回った。

2007年における半導体メーカーの年間売上げ予想ランキング
2007年における半導体メーカーの年間売上げ予想ランキング (画像のクリックで拡大)

 AMD社の予想売上高は対前年比22.8%減の57億9200万米ドル。前年からの減収によって,同社は8位から11位に順位を落とす見込みである。2007年のIntel社は,デュアルコアおよびクアッドコアのチップ製品の好調な出荷が貢献して,パソコン向けマイクロプロセサ市場においてAMD社のシェアを上回った。2006年にはAMD社が,デュアルコア・プロセサの人気によって,Intel社のシェアを上回っていたが,Intel社はこの状況を逆転させたことになる。2007年のIntel社の半導体市場全体に占めるシェアは,対前年比0.4ポイント増の12.5%になるとiSuppli社は予測する。

「プレイステーション 3」が日本メーカーの増収要因に

 2007年のソニーは,前年の14位から8位へと大きく順位を上げる見通し。ソニーの予想売上高は対前年比56.8%増の80億4000万米ドル。この売上高の成長率は,家電向け半導体全体の売上高の予想成長率8.9%を大きく上回る。ソニーの増収の要因は,据置型ゲーム機「プレイステーション 3」向けチップとiSuppli社は説明する。

 同じくプレイステーション 3に半導体を供給する東芝も,2007年は大幅に売上高を伸ばす見込み。予想売上高は,対前年比24.1%増の125億9000万米ドル。東芝の成長率は,上位20社の中でソニーの56.8%に次いで高い。2007年の順位は前年の4位から3位に上がる見通しだ。

 iSuppli社は,2007年における日本メーカー全体の半導体売上高を前年比で11.1%増加すると予測している。ルネサス テクノロジとNECエレクトロニクスの売上高の増減率が,前年と比べてそれぞれ3%増と0.8%減となることを考慮すると,日本メーカー全体の売上高が増加する要因はプレイステーション 3であると分析する。

企業が本社を置く地域別の半導体売上高
企業が本社を置く地域別の半導体売上高 (画像のクリックで拡大)

 また,ソニーは2007年10月,プレイステーション 3向けのマイクロプロセサ「Cell」の製造ラインを東芝に売却すると発表した(Tech-On!の関連記事)。この売却が年内に完了すれば,Cellに関する2007年のソニーの売上高は,東芝の売上高に計上されることになる。

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