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 富士通は2001年の前半までに,「picoJava-II」コアを同社のASIC設計環境上で利用可能にすることを明らかにした。機器メーカなどASICユーザが,シリコン上で検証済みのIP(intellectual property)コアとして利用できるようになる。ちなみに富士通が設計するpicoJava-IIコアを搭載した標準LSIは2000年末に登場する見込み。

 picoJava-IIコアは開発元の米Sun Microsystems,Inc.が特定の製造技術に依存しないRTL(resister transfer level)で無料配布している。しかし,機器メーカがこれを利用してシステムLSIを開発するためには,配置配線を施したり,シリコン上での動作を確認したりする手間のかかる作業が必要になる。富士通は2001年の前半までに少なくとも最小加工線幅が0.25μmの製造技術で作るASICに向けた配置配線およびシリコン上での動作確認を済ませたIPコアを用意する。また0.18μmの製造技術に向けたIPコアの用意も検討しているという。

 ASICユーザがpicoJava-IIコアを利用して,システムLSIを設計する場合,「PersonalJava」または「EmbeddedJava」を利用するためのロイヤリティをチップの製造数量に応じて富士通に支払う。ただし,このロイヤリティは,ASICの製造契約前に示される見積もり額の中に含まれる見込み。またASICユーザがSun社に直接ロイヤリティを支払う必要はない。