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 伊仏合弁のSTMicroelectronics社は,チップに内蔵したフラッシュ・メモリに書き込んだプログラムを保護する機能を備えた 車載機器向け16ビット・マイコン「ST10F168」を発売した。「STEAK(ST Embedded Application Kernel)」と呼ぶフラッシュ・メモリへのプログラムの書き込みを管理するミドルウエアをあらかじめ書き込んである点が特徴。

 STEAKによって,コードの読み出しエラーやクロック信号の損失のようなシステム・エラーを防ぐことができる。また,プログラムを読み出したり,書き込んだりする権限の無い者がプログラムにアクセスできないようにする。なおSTEAKはメモリのシステム・エリアに常駐させている。このためユーザが開発したミドルウエアを書き込むメモリ領域を使わない。

 ST10F168は,25MHzで動作する16ビットCPUコア「ST10」を中心に車載機器向け周辺回路,256Kバイトのフラッシュ・メモリ,2Kバイトのデュアル・ポートSRAM,6KバイトのSRAMを集積している。このうち周辺回路には車内LANの規格であるCAN(Controller Area Network)のインタフェース回路,16ビットのタイマを五つ,16チャネルの10ビットA-D変換器などを搭載している。サンプル価格は3000円。また,サード・パーティ製の評価用ボードが独Forth Systems GMBHから発売されている。