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写真は、ノート・パソコンの筐体から放射される電界強度を解析した結果。筐体の底面にある隙間(シールドしていない部分)から強い放射が見られる。
写真は、ノート・パソコンの筐体から放射される電界強度を解析した結果。筐体の底面にある隙間(シールドしていない部分)から強い放射が見られる。
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 富士通はパソコン上で動作する、3次元電磁界解析手法を使ったEMIシミュレータ「ACCUFIELD2000」を2000年1月末から出荷する(ホームページ)。従来、ワークステーションやサーバ機でしか動作しなかったシミュレータを、パソコンでも解析できるように移植した。対応するOSはWindowsNT、Windows95、Windows98、Windows2000である。

 パソコンに移植した機能は、データ入力や解析結果出力などを行なう「プリ・ポスト」と、入力したデータを使って数値解析を行なう「ソルバ」である。ただしソルバに関しては、パソコンの計算能力の制約から、ノート・パソコンの筐体解析程度まで。解析時間はMPUやメモリに依存するが、約4時間という。デスクトップ・パソコンの筐体や自動車の解析などは、パソコンで入力したデータを、LANで接続したワークステーションで専用のソルバを使って計算する必要があるという。価格は、プリ・ポストが200万円、パソコン対応ソルバが400万円、ワークステーション(Solaris7、2CPU)対応ソルバが560万円である。

 なお「ACCUFIELD」は、モーメント法を使った3次元電磁界解析ツールである。1993年から富士通の内部で、パソコンやワークステーションの設計に活用し始め、1995年から外販を始めた。現時点での納入社数は24社である。