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 米SIA(The Semiconductor Industry Association)は,1999年12月および1999年通年の世界半導体売上高を発表した(リリース文)。1999年通年の世界半導体市場は対前年比18.9%増の1490億米ドルだった。Windows 95ブームに沸いた1995年の1444億米ドルを抜き,過去最高を記録した。

 SIAは,99年の市場の牽引役として,「インターネットのインフラストラクチャ」と「電子商取引」,「有線/無線通信」を挙げた。これらによって,フラッシュEEPROM,チップセット,DRAMが大きく伸びたという。このうち,無線通信に牽引されたフラッシュEEPROMは対前年比83%増の46億米ドル,パソコンとサーバが引っ張ったDRAMは同48%増の207億米ドルだった。また,マイクロプロセサは前年比9.8%増の272億米ドル。通信機器とパソコが牽引した。DSPも無線通信のおかげで同25.7%増の44億米ドルと好調だった。地域別では,日本とアジア太平洋が1999年に大きく伸びた。それぞれ対前年比成長率は26.7%と28.9%。米州は同14.6%増,欧州は同8.4%増だった。

 リリース文には,2003年までの市場予測が発表されている。2000年および2001年は,世界半導体市場は前年比20%以上成長すると見る。携帯電話とインターネットが牽引役という。たとえば,1999年に2億台を売り上げた携帯電話機は2003年には10億台の出荷が見込まれる。インターネットに接続する機器は1999年の2億台から2003年には7億台に伸びる。また,電子商取引量(b to bとb to c)は,1998年の500億米ドルから,1.3兆米ドルに拡大すると見る。

 一方,1999年12月の世界半導体市場も好調で3カ月連続で,単月の過去最高記録を更新した(下表参照)。前年同月と比べた日本市場の伸びは,ついに40%を超えた。日本における売上高が,対前月比,対前年同月比ともプラスなのはこれで11カ月連続。

米SIAのGlobal Sales Report *1による1999年12月の世界半導体売上高
1999年12月の
売上高
対前月
(1999年11月)比
対前年同月
(1998年12月)比
米州45億2000万米ドル+4.9%+23.7%
欧州31億1000万米ドル+1.4%+15.3%
日本32億8000万米ドル+2.7%+41.3%
アジア太平洋38億米ドル+3.5%+43.7%
世界全体147億米ドル+3.3%+30.0%
*1 同レポートでは,単月の数値ではなく最近3カ月間の移動平均値を示す。数値はWSTS(世界半導体統計)による。