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 台湾UMC Groupは,システム/機器メーカにASICの設計サービスを提供するための「ASICplus」プログラムを立ち上げたと発表した(リリース文1)。同プログラムには,UMCのパートナとして,設計サービス会社やファブレスASICメーカが参加する。機器メーカが,所望のASICの仕様やRTL記述,ゲート・レベルといったデータを用意すれば,同プログラム参加企業がUMCで製造するためのデータへと仕上げる。機器メーカからは,「UMC+同プログラム参加企業」が,半導体メーカのASIC部門(ASICメーカ)のように見える。

 これまで,シリコン・ファウンダリは,顧客であるASICメーカと競合しないように,機器メーカにASIC設計サービスを公には行なってこなかった。COT(customer own tooling)を行なう,すなわち,自ら製造前のデータをそろえられる大手機器メーカとだけ直接取り引きしてきた。今回,設計サービスを行なう企業と手を組むことで,全機器メーカと直接取り引きできるようになる。既存のASICメーカとの棲み分けに議論が起こりそうだ。

 最初に同プログラムに参加した企業は,以下の5社。台湾Faraday Technology Corp.米GlobalCAD, Inc.米MacroTech Research, Inc.米RealChip Inc.アイルランドSSL Inc.

EDAベンダの米Avant!社と手を組む

 さらに,UMCは,米Avant! Corp.とEDAツールに関して提携した(リリース文2)。Avant!社のツールを集めた「VDSM SinglePass」をベースに,UMCの0.15μm以下のプロセスぬ向けたLSI設計環境を両社共同で構築する。リリース文2には,両社共通のユーザとして,米Sitera Inc.のSteve Sheafor, executive vice president of engineeringがコメントを寄せている。