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 米iSuppli Corp.は,2007年第3四半期におけるNANDフラッシュ・メモリの市場調査の結果を発表した(発表資料)。世界市場全体の売上高は対前年同期比37%増の41億6990万米ドル。総ビット出荷量は直前期から31%増加した。季節要因によって,米Apple Inc.の携帯型メディア・プレーヤー「iPod」シリーズといった民生機器向けの需要が拡大したという。Mバイト当たりの平均販売価格は直前期から5%上昇した。平均販売価格は,2四半期続けて上昇している。

 メーカー別売上高を見ると,3位の韓国Hynix Semiconductor Inc.や4位の米Micron Technology Inc.,5位の米Intel Corp.が大幅に成長した。Hynix Semiconductor社の売上高は対前年同期比43%増,対直前期比79.1%増の8億600万米ドルで,直前期からの成長率は他のメーカーと比べて最大だった。大幅な増収は,NANDフラッシュ・メモリの出荷量が直前期から92%増加したことによるという。Micron Technology社の売上高は対前年同期比210%増,対直前期比75.5%増の2億8540万米ドル。Intel社の売上高は対前年同期比222%増,対直前期比47.9%増の1億3200万米ドルだった。Micron Technology社とIntel社の売上高が大きく伸びたのは,両社が共同で設立したNANDフラッシュ・メモリの製造合弁会社「IM Flash Technologies,LLC」が生産量を拡大したことによるという。

メーカー別の売上高とシェア
メーカー別の売上高とシェア (画像のクリックで拡大)

 一方,首位の韓国Samsung Electronics Co., Ltd.は,売上高が市場全体の平均成長率に届かず,シェアを縮小した。売上高は対前年同期比27%増,対直前期比21.2%増の16億7500万米ドル。シェアは対直前期比5.2ポイント減の40.2%だった。ビット出荷量は,直前期比で4%増加した。2位の東芝は,市場の平均とほぼ同水準の成長となり,対前年同期比33%増,対直前期比36.8%増の11億3220万米ドルを売り上げた。

2007年第4四半期にNANDフラッシュ・メモリの平均販売価格は下落

 iSuppli社は,2007年第4四半期におけるNANDフラッシュ・メモリのMバイト当たりの平均販売価格が第3四半期より18%下落すると予測する。また,総ビット出荷量は37%増加するとみる。平均販売価格は過去2四半期にわたって直前期比で上昇してきたが,2007年第4四半期と2008年第1四半期には下落に転じる見通しという。生産能力の拡大が在庫を増やすことなどが要因という。

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