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スウェーデンEricsson社のブースにも  試作機が置かれていた
スウェーデンEricsson社のブースにも 試作機が置かれていた
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2001年1月6日~1月9日に米国Las Vegasで開かれた民生機器関連の展示会CES(Consumer Electronic Show)で,セイコーインスツルメンツは近距離無線データ通信技術「Bluetooth」に対応した腕時計を展示した。試作機はBluetoothの「Version 1.0b」に対応していたが,実際の製品では「Version 1.1」に対応する見込み。

Bluetoothに対応した携帯電話機と組み合わせて使うことを想定している。携帯電話機に着信があると,腕時計を鳴らすことで消費者に知らせる。リストバンドの裏側にマイクとスピーカが内蔵されており,腕時計を外してリストバンドの部分を伸ばせば通話も可能になる。さらに,携帯電話機などの無線通信端末向けに開発されたプロトコルであるWAP(wireless application protocol)に対応している。インターネット上の情報サイトから,各種情報を携帯電話網経由で腕時計の画面に表示させることができる。

 携帯電話機以外では,パソコンと通信してプログラムの起動や操作が可能。「PowerPoint」を起動して操作したり,CD-ROM装置に入った音楽CDを聴くことができる。パソコンのセキュリティ技術と組み合わせれば,腕時計を身につけた人がパソコンから離れた場合に,パソコンが腕時計からの電波が弱くなったことを感知してパソコンを使えなくすることも可能だ。腕時計単体では,ゲームやスケジュール管理などの機能を使うことができる。

試作機では,上述したすべての機能が使用可能になっている。電池駆動時間は標準的な使い方で10日間程度。電池充電用の端子などはなく,電動歯ブラシなどで使用している技術を利用して非接触で充電が可能にした。ハードウエアはほとんど完成しており,現在はこの製品に最適なサービスなどを検討しているという。今回の展示会への出展は,市場の反応を確かめるねらいもある。発売は2001年中,価格は3万円以下を目指している。