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メーカー別の出荷金額シェア
メーカー別の出荷金額シェア
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 IDC Japanは,2007年第3四半期(2007年7~9月)におけるサーバーの国内市場調査の結果を発表した(発表資料)。出荷台数は対前年同期比0.8%減の16万1000台で,3四半期連続の減少となった。出荷台数の減少幅は2006年第3四半期以降,大きくなり続けていたが,第3四半期の減少幅は0.8%と直前期の12.2%から大きく改善した。このことから,「サーバー需要は2007年第2四半期に底を打ち,今後は回復に向かう」とIDC Japanは分析している。

 出荷金額は対前年同期比12.5%減の1621億円と大きく落ち込んだ。2ケタの減少幅は2003年第3四半期以来で,出荷金額は過去5四半期連続して減少している。ただし,この結果は「サーバー需要自体が低迷していることを示すものではない」という。第3四半期の減少の主な要因は,前年同期にメインフレームの大型案件が集中した反動という。メインフレームを除けば,2007年第3四半期の出荷金額は対前年同期比1.3%の減少で,需要はむしろ堅調だったとする。

 メーカー別の出荷金額を見ると,富士通が2四半期ぶりに首位に返り咲いた。RISCプロセサ搭載機と86系サーバー機が好調だった。シェアは21.3%。直前期に首位だった日本IBMは2位に後退し,18.8%のシェアを占めた。86系サーバー機が伸びたという。3位はNECで,シェアは16.4%。前年同期の大型案件の反動で,メインフレームに加えて86系サーバー機も大きく落ち込んだ。直前期まで3四半期連続で2位だった日本ヒューレット・パッカードは,15.6%のシェアで4位に後退。86系サーバー機は好調だったものの,RISCプロセサ搭載機とIA-64プロセサ搭載機が不振だった。

 製品別に見ると,86系サーバー機の出荷台数が2四半期連続で増加した。単価も2007年第1四半期以降,上昇を続けているという。RISCプロセサ搭載機およびIA-64プロセサ搭載機も堅調に推移し,出荷金額は前年同期と同水準となった。特にRISCプロセサ搭載機は,金融向けが伸びたとする。