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 米Compaq Computer Corp.の1999年第4四半期は,売上高が対前年同期比4%減の105億米ドル,利益が同56%減の3億3200万米ドルだった(決算発表の詳細はこちら)。企業向けの売り上げが低調だったのが決算に響いた。部門別の売上高は,企業向けソリューションおよびサービス部門(Enterprise Solutions and Services Group)が同3%減の53億米ドル,企業向けパソコン部門(Commercial Personal Computing Group)が同19%減の31億米ドルと,いずれも不調だった。一方,家庭向けパソコン部門(Consumer Group)は同24%増の2億米ドルと伸びた。

 1999年通年では,売上高が対前年比23.6%増の385億米ドルだった。利益は前年が27億4300万米ドルの赤字だったのに対し,1999年は5億6900万米ドルの黒字に転じた。

 米International Data Corp.の調査によると,Compaq社は1999年第4四半期,米国における出荷台数で米Dell Computer Corp.に抜かれている。米国における1999年第4四半期の出荷台数のシェアは,Compaq社が16.1%に落ちた(1998年第4四半期のシェアは 18.1%)のに対し,Dell社は16.8%(同12.8%)に伸ばした。世界全体における出荷台数では依然としてCompaq社が首位を保っているもの,シェアは13.7%(同15.1%)に落ちている。対するDell社はシェアを10.1%に伸ばし(同8.3%),Compaq社に迫っている。