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図1:欧州実験棟「コロンバス」の概観。生命科学,材料科学,流体物理学などの分野でさまざまな実験ができる。
図1:欧州実験棟「コロンバス」の概観。生命科学,材料科学,流体物理学などの分野でさまざまな実験ができる。
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 宇宙航空研究開発機構(JAXA)は,日本時間の12月7日午前6時31分に打ち上げ予定のスペースシャトル「アトランティス号」について,その目的や作業内容を説明した。今回の打ち上げ(STS-122)では,欧州宇宙機関(ESA)が独自の実験棟「コロンバス」を国際宇宙ステーション(ISS)に取り付ける。成功すれば,ESAが初めてISSに独自の実験棟を持つことになる。

 さらに今回,アトランティス号に搭乗するESAの宇宙飛行士が,ISSに約2カ月間滞在する予定である。ESAの宇宙飛行士がISSに滞在するのは2006年以来で,今回が2回目である。コロンバスとの通信も,新たにドイツに設置したESAの「コロンバス管制センター」から行い,今後ESAはISSの運用に本格的に参加していくことになる。

 コロンバスは長さ6.8m,直径4.47m,容積75m3の実験棟で「ハーモニー」と呼ばれるISSの通路用モジュールに接続する。搭載するラックの数は16個で,このうち生物学実験ラックや流体科学実験ラックといった実験用ラックは10個である。打ち上げ時の質量は12.775t(トン)である。

 今回の打ち上げでは,ほかにも窒素タンクの交換や太陽電池パドル回転機構(SARJ)の点検などを行う計画。アトランティス号が帰還するのは日本時間の12月18日午前2時29分になる予定である。

図2:アトランティス号に搭載された状態のコロンバス。
図2:アトランティス号に搭載された状態のコロンバス。
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図3:「ハーモニー」と呼ばれるISSのモジュールに取り付ける。
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図4:コロンバス内の実験ラックおよび保管ラック。
図4:コロンバス内の実験ラックおよび保管ラック。
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