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 BCNは2007年12月5日,大手パソコン販売店のPOSデータを集計したBCNランキングから見た次世代DVD・HDDレコーダーの市場動向を発表した。DVD・HDDレコーダーの中で,Blu-ray Disc(BD)またはHD DVDのドライブを搭載した次世代製品の割合は,11月の月次データで台数ベース21.1%,金額ベース36.6%だという。

 同ランキングは,全国24社,約2300店舗の小売店のPOSデータを集計したもの。11月のメーカー別シェアでは,台数ベースでソニー57.1%,松下電器産業が32.3%,シャープが8.7%,東芝が2.0%。金額ベースでは,それぞれ54.8%,37.2%,6.2%,1.7%だった。ソニーは10万円台前半の初級から中級機が中心なのに対し,松下は10万円台後半以上の中級から上級機が中心。シャープの製品は,HDDを搭載せずBDドライブのみを搭載して既存のVHSユーザーを狙っている。BD陣営3社でユーザーのすみ分けができているという。製品の平均単価は,ソニーが12万8000円,松下が15万3000円,シャープが9万6000円,東芝が10万7000円。HD DVDを搭載する東芝の製品の単価が低いのは,冬商戦向けの新製品の発売が12月中旬で,価格がこなれてきた旧モデルの価格であるためだ。

 次世代DVD・HDDレコーダー全体の平均単価の割合は,10万円未満(HDDなしモデルが中心)が10.8%,10万~13万円未満(HDD250G~320Gバイト・クラスが中心)が46.2%,13万~16万円未満(HDD320Gバイト・クラスが中心)が11.4%,16万~20万円未満(HDD500Gバイト・クラスが中心)が26.7%,20万円以上(HDD1Tバイト・クラスが中心)が4.9%。10万~13万円未満と16万~20万円未満の2カ所にピークがある。BCN取締役の田中繁廣氏は「一般に新しいタイプの製品は一部の価格帯にボリュームが集中するのが普通だが,今回はばらけている。消費者が多様な選択肢に反応している」と語る。機種別のランキングでも,1位から6位までの機種の台数シェアがそれぞれ10%台で,特定の機種に人気が集中していない。

 なお,BCNは薄型テレビの市場動向についても発表した。薄型テレビは年末商戦がやや出遅れており,特に金額ベースでの伸びが小さいという。ボリューム・ゾーンである30~40型未満の液晶テレビは,2006年11月は前年比が台数ベースで180.6%,金額ベースで129.7%だったのに対し,2007年11月は前年比が台数ベースで121.8%,金額ベースで101.7%と金額はほぼ横ばい。PDPテレビは,従来は50型以上で強いと言われていたが,この領域でも液晶テレビに市場を奪われつつある。50型以上のPDPテレビは,2007年11月の月次データで,前年比が台数ベースで99.0%,金額ベースで84.9%といずれもマイナス。現在,50~59型未満のシェアは液晶テレビが36%に対しPDPテレビが64%,60型以上のシェアは液晶テレビが46%に対しPDPテレビが54%だという。