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学会の会場からの眺め
学会の会場からの眺め
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 三洋電機は,同社として初めて有機薄膜太陽電池の開発状況を国際学会で発表した。開催前から「有機ELで培った技術をどのように活用するのか」(ライバル・メーカーの技術者)と注目を集めていた。

 三洋電機が開発したのは,p型半導体にDBP(tetraphenyldibenzoperiflanthene)を,n型半導体にC60を用いた有機薄膜太陽電池である。面積が0.033cm2の場合に,変換効率は3.6%となった。
これまで,低分子を使う有機薄膜太陽電池では,p型半導体にCuPcを適用する例が多かった。今回三洋電機は,CuPcを使って面積が0.026 cm2の有機薄膜太陽電池も試作したが,変換効率は1.4%と低かった。

 三洋電機は,有機薄膜太陽電池の研究を2年前から本格的に開始した。DBPは,三洋電機が有機ELを開発していた際に合成した材料という。ITO上に蒸着で形成している。p型半導体に高分子を使うと塗布で形成できるために製造コストを削減できるが,「有機ELの開発の経験から,低分子の方が有望」(三洋電機)として,今後も低分子の開発を進める計画である。

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