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 米Oki Semiconductor社は、データ伝送速度が10Gビット/秒の光ファイバ通信に対応したGaAs製品群を発売した。今回発売したのは三つの製品で、リミティング・アンプ「KGL4217」と、16対1のマルチプレクサ「KGL4221」、1対16のデマルチプレクサ「KGL4222」である。

 リミティング・アンプは、+2Vの電源電圧で動作することが特徴である。同社によると「2V動作は業界初」という。消費電力は0.25Wと小さい。入出力のインタフェースにDCFL(direct coupled FET logic)を採用することで低消費電力を実現した。

 16対1デマルチプレクサと1対16マルチプレクサは、いずれもゲート長0.2mmのGaAs MESFET技術で製造した。フリップフロップに、同社独自のMCFF(Memory Cell type Flip Flop)回路を採用したことが特徴という。

 米国でのサンプル価格は、三つの製品ともに2000円である。