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 広帯域通信用LSIなどを手がける米Broadcom Corp.(ホームページ)は、1999年度第4四半期の決算を発表した(ニュースリリース)。それによると売上額は対前年同期比116%増の1億6080万米ドル、純利益は同360%増の3690万米ドルと大幅に伸び、同社の過去最高を記録した。1999年の1年間でも売上額、純利益ともに過去最高だった。具体的には、売上額は対前年比139%増の5億1820万米ドル、純利益は同430%増の1億580万米ドルに達した。好調さを支えた背景として、1999年中に行なった五つの買収が実を結び始めたことなどを挙げている。

 さらに1999年第4四半期は、重要な新製品の発表が相次いだという。1999年10月には米Cisco Systems社と共同で開発した無線通信対応インターネット・アクセス用チップ、1999年12月にはCMOS技術で実現した1チップ・テレビ・チューナ(関連記事はこちら)を発表した。1999年12月に開催された「Western Cable Show」では、ケーブル・モデル関連やホーム・ネットワーク関連のチップを展示した(関連記事はこちら)。