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近距離無線データ通信技術「Bluetooth」の勢いはとどまるところを知らない。開発者向け会議「Bluetooth Developers Conference」(1999年12月7日~9日,米国ロサンゼルス)では,オーディオや静止画,動画の伝送など,新たな用途開拓を目指した提案が,日米欧の機器メーカから相次いだ。

12の作業部会が誕生

 今回の会議では,こうしたアプリケーションを実現するための仕様策定に向けて,12の作業部会が一気に誕生した。物理レイヤなどの基本仕様は,1999年7月に策定したBluetooth Version1.0を使い,AV(audio-visual)機器,自動車内機器,プリンタといった主に民生機器を対象とするものである。Bluetoothの普及団体であるSIG(Special Interest Group)では,こうした仕様を「Profile(プロファイル)」と呼ぶ。

  これまでのプロファイルは,携帯電話機とノート・パソコン間を接続するといった,いわば“有線ケーブルの置き換え”が中心だった。これから決まる12のプロファイルは,MP3プレーヤ,スピーカ,ディジタル・スチル・カメラ,カーナビなど,無線接続ならではのアプリケーションが期待できるプロファイルである。

  12の作業部会が登場したことに加え,今回の会議では,米Microsoft Corp.が主導企業(プロモータ)として参加を表明し, Bluetoothロゴの認証プログラムが一部公開されるなど,機器開発が新段階に突入したことを印象づけた。

展示会場も沸く

そのほか,講演会場に併設された展示会場では,試作機の展示やモジュール製品の展示が注目を集めた。たとえば米Intel Corp.は,ノート・パソコン向け開発ボードを初公開した。同社はこれまでにも,Blueooth用送受信モジュールと開発ツールを製品化すること明らかにしていたが,実際に見せたのは今回が初めてになる。具体的な出荷時期は明確でないが,「2000年第2四半期には,ノート・パソコンに搭載される」(Intel社 Mobile/Handheld Products Group,Marketing Vice PresidentのFrank Spindler氏)との見通しを述べていた。記事の続きは,2000年1月17日号,解説をお読み下さい。