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 韓国Displaybank Co.,Ltd.によれば,2008年のテレビの世界出荷台数は初めて2億台を突破する見込みという(発表資料)。同社が発表した2008年のテレビ市場に関する予測の中で明らかにしたもの。この中で,2008年の液晶テレビがテレビ出荷台数全体に占める割合は50%近くに達し,PDPテレビの出荷台数は1400万台まで拡大すると予測した。一方,投射型テレビは前年から出荷台数を減少させ,約230万台にとどまる見込みだ。

40型以上の液晶テレビとPDPテレビ(全サイズ)の出荷台数予測
40型以上の液晶テレビとPDPテレビ(全サイズ)の出荷台数予測 (画像のクリックで拡大)

 2008年の液晶テレビ市場は,32型が引き続き主流を占めるとする。40型以上の出荷台数は液晶テレビ市場の30%程度を占め,2900万台となる見通し。いわゆるフルHD対応については,急激に進むという。2007年に出荷された40型以上の液晶テレビのうち,フルHDに対応する台数の割合は38%だったが,2008年には58%,2010年には78%,2015年には98%まで進むと見る。

 PDPテレビ市場は,50型以上の占める割合が2008年に43%に達し,その割合が40型級と同水準になるという。フルHD対応の割合は,液晶テレビと同じく急速に進むとする。2007年におけるフルHD対応PDPテレビの割合は,出荷台数全体の10%台にとどまったが,2008年には28%まで上昇する見込み。その後もフルHD対応の割合は増え続け,2010年には61%,2015年には95%に達すると予測する。

 2008年の価格動向については,40型以上の大型テレビの価格の下落率が緩やかになると予測する。2008年第1四半期以降,パネルの需給バランスが逼迫し,2008年下期には供給不足に陥るとみられることが要因である。PDPテレビの価格下落率も,2007年に比べて緩やかになる見通しだが,2008年下期におけるフルHD対応50型PDPテレビの価格は2000米ドル近くにまで低下するとみる。

 加えてDisplaybank社は,大型テレビの市場が急速に成長したことによって,2008年の薄型テレビ市場における競争の構図が新しい局面を迎えると分析する。液晶テレビ市場は,2006年末から40型級の出荷を急速に成長させた。2008年からは50型市場での展開を狙って,フルHD対応をさらに進める見通しだ。一方,PDPテレビ市場は,2007年に40型級液晶テレビ市場が成長したことによって,やや後退気味となった。これを受けてPDPテレビ市場は,50型以上の市場の攻略をかけて,フルHD対応への転換の準備などを進めているという。このことから,2008年末は50型市場の今後の行方を決める重要な時期になると説明する。