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 松下電器産業は,CRTテレビの筐体から回収したプラスチックを再生し,薄型テレビ「ビエラ」の部品に再利用する仕組みを確立した。2008年に日本市場で発売予定の新機種から採用を始める。同様の仕組みは,ソニーも2008年春に発売の液晶テレビ「BRAVIA」から導入することを発表している(Tech-On!関連記事)

 CRTテレビに使われているプラスチックには,RoHS指令で規制対象になっている特定臭素系難燃剤や,塗装材料が混入している場合が多いという。このため,新製品の部品の材料として再生するのは難しいとされてきた。

 そこで松下電器産業は,以下の三つの仕組みを構築することで,再利用の道筋を付けた。

(1)自社開発のプラスチック識別装置「プラセクター」を用いて,含有する難燃剤の種類や塗装材料の有無を短時間で高精度に識別できるようにした。この結果と,過去から蓄積していた使用材料のデータベースを照合して,再生可能なプラスチックの特定を効率良く実施できるようにした。

(2)プラスチック・メーカーと共同で,再生プラスチックの改質技術を新たに開発した。これにより,現行の薄型テレビに利用しているプラスチックと同等以上の難燃性や強度などの特性を確保できるようにした。

(3)プラスチックの再生に関わるすべての工程において,有害化学物質確認システムを導入した。これにより,RoHS指令に対応できるようにした。

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