エヌ・ティ・ティ・データは,東芝の青梅工場に納めた「インターネットによる電子部品調達システム」の概要について,「先進的情報システム(電子商取引等)開発検証事業成果発表会(2月15日/16日に東京で開催)」で公表した(関連文書)。東芝は2001年度末までに海外を含めたグループ全体で資材調達の決済を電子化,2003年度末までには選定や入札を含めた資材調達全体を電子化する予定である(EDA Online関連記事)。
今回エヌ・ティ・ティ・データが見せたのは,こうした電子調達システムの一部。東芝の工場内部に部品供給者が在庫をもつ,いわゆる寄託品の管理である。寄託品の在庫状況を,部品供給者が工場に出向くことなく,インターネット経由で手元で確認できるようになる。この寄託品の管理システムについては1999年末までに実験が終了しており,現在は運用中である。東芝では,日野工場など他の工場にも展開する。