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 米Synopsys, Inc.は,同社の2000年度第1四半期(1999年11月~2000年1月)の決算を発表した(リリース文)。1999年度第1四半期(1998年10月~12月,同社は会計年度を今四半期から変更した)と比べて売上高は20%増で2億1690万米ドル,利益は同12%増の4510万米ドルだった。1999年9月期の売上高では,Synopsys社がわずかながら米Cadence Design Systems, Inc.を抜いたが,今回はCadence社が抜き返した。Cadence社の1999年12月の四半期売上高は,前年同期比で大きく落ち込んだものの2億6800万米ドルと,今回のSynopsys社の売上高よりも24%ほど多い。

 決算と同時に,Synopsys社は,仏LEDA S.A.(ホームページ)を買収したことも発表した。LEDA社はRTLのHDLモデル・チェッカのEDAベンダである(EDA Online関連記事)。さらに,合成と配置を同時に処理する「Physical Synthesis」に関して50を超えるユーザと契約を結んだことも明らかにした。

米Synopsys, Inc. 2000年度Q1決算*1
2000年度Q1*11999年度Q1*2対前年同期比
売上高2億1690万米ドル1億8020万米ドル+20%
純損益(無形資産の償却と,進行中のR&Dを含む)4510万米ドル4040万米ドル+12%
純損益(無形資産の償却と,進行中のR&Dを除く)5070万米ドル4040万米ドル--
*1 同社は会計年度を変更した。2000年度は1999年11月~2000年10月
*2 同社の1999年度は1998年10月~1999年9月。なお,1999年10月は単月で決算されている。