米Knights Technology社(半導体検査装置メーカの米Electroglas, Inc. の完全子会社)は,独Infineon Technologies AG向けに,ワイヤ・ボンディング検証ツール「Post-Layout Bond Tool」を開発したと発表した(リリース文)。チップ(ダイ)とパッケージ間のボンディング・ワイヤの位置を指定すると,設計ルール違反がないかどうかチェックする。具体的には,ワイヤの長さや位置,角度などを調べる。
さらに,このツールは,各ボンディング・ワイヤがパッケージにどの程度適合しているかをまとめたレポートを作成したり,ボンディング・マシン用の座標データを出力したりする。今回のツールは,Java言語で開発してあり,Solarisおよびパソコンで走る。リリース文には,Infineon社のWerner Schiele氏(CAD manager)がコメントを寄せている。それによると,Infineon社では500を超えるパッケージのライブラリを独自開発してきたが,パッケージやチェックすべき項目の数が増え,ボンディング・データの生成やチェックの自動化が必要になり,Knights社からツールを導入したという。